人の熱い想いに触れる時・・・『デトロイト美術館の奇跡』
2017年 01月 21日
『デトロイト美術館の奇跡』
原田マハ
新潮社 2016年
とても薄い本ながら、読み終わったあとはじんわり感動していた。
デトロイト市で実際に起こった美術館をめぐる出来事を題材に描きあげられた物語だ。
フィクションでありながら、登場人物たちの想いは現実のものだったにちがいない。
想いがつながれば、奇跡も起こる。
現実はともすると希望なんかない、未来は明るい?それはどうかな、とマイナスに動きがちだ。
希望が未来をつくり、明るさをもたらす。そしてそれが今も続いている、という幸福感。
社会的に切り取ってみたら大きな出来事なのだけれど、表でも裏でもない根底に人の熱い想いがある。
それが読後のじんわりした感動の正体だろう。
人が社会をつくり、動かしている。
それを現実として気持ちよく味わいたいといつも思っているのだ。
上野の森美術館で開催中の『デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち』
(本日最終日!)では、主役たる名画たちが一堂に会する。
小説を読んで物語を味わったうえに、実際にその絵を見ることができるなんて。
それはそれはしあわせな時間です。
月、火曜日は写真撮影ができたので、一部ご紹介。
音声ガイドでは、デトロイト美術館に関する原田マハさんのお話を聞くことができます。
通常の絵画の解説は女優の鈴木京香さん。しっとり大人な音声ガイドでした。
原田マハ
新潮社 2016年
とても薄い本ながら、読み終わったあとはじんわり感動していた。
デトロイト市で実際に起こった美術館をめぐる出来事を題材に描きあげられた物語だ。
フィクションでありながら、登場人物たちの想いは現実のものだったにちがいない。
想いがつながれば、奇跡も起こる。
現実はともすると希望なんかない、未来は明るい?それはどうかな、とマイナスに動きがちだ。
希望が未来をつくり、明るさをもたらす。そしてそれが今も続いている、という幸福感。
社会的に切り取ってみたら大きな出来事なのだけれど、表でも裏でもない根底に人の熱い想いがある。
それが読後のじんわりした感動の正体だろう。
人が社会をつくり、動かしている。
それを現実として気持ちよく味わいたいといつも思っているのだ。
上野の森美術館で開催中の『デトロイト美術館展 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち』
(本日最終日!)では、主役たる名画たちが一堂に会する。
小説を読んで物語を味わったうえに、実際にその絵を見ることができるなんて。
それはそれはしあわせな時間です。
月、火曜日は写真撮影ができたので、一部ご紹介。
音声ガイドでは、デトロイト美術館に関する原田マハさんのお話を聞くことができます。
通常の絵画の解説は女優の鈴木京香さん。しっとり大人な音声ガイドでした。
by Ims1201
| 2017-01-21 13:26
| フィクション